ルールについて

「麻雀倶楽部 都」のルールです。オレンジパイ大阪支部のルールに準拠しています。

〇総 則  

・通常、機会ごと(または雀荘ごと)に取り決められているルールの曖昧さを

予め定めることを目的としています。

・大会等でその都度設定されるルールは本ルールに優先します。

・今後も部員の意見に応じ、適宜修正する場合があります。

・ルールとマナーは別物として取り扱います。

・細部は初心者、初級者に甘く設定していますので、悪用しないよう心がけてください。


〇ゲーム全般

・8局麻雀

・アリアリ(クイタン、後付けあり)

・一発・裏ドラ・カンドラ・カンウラあり。

・赤牌ドラなし。(ただし月末最終週は5について奇数月3種類1枚ずつ・偶数月3種類2枚ずつ入り。

 第二週については黄牌ドラあり。)

・ダブロン、トリロンなし。頭ハネ 。

・場所決めは、つかみ取りとする。

(東南西北を卓上で裏返し、その行為を行った者と別の者から牌を取り、

 東を取った者が起家マークのある席に座る。)

・起親は、起家マークのある席に座った者(つかみ取りで東を取った者)とする。

・30,000点持ち30,000点返し。1,000点を1pとする。

・同点の場合の着順は起家から見て上家優先

・順位ウマ:1着30p 2着10p 3着-10p 4着-30p

・箱割れ続行(箱下でもリーチ可)。

・西入なし。

・チー、ポン、カンの行為は必ず発声してから行う。和了り時点でのツモ、ロンについても発声を行う。

(事情により声の出ない者を除き、発声無しの行為は認められないものとする。)

・捨牌は牌の山より前の河に触れた時点で完了とする。

(河に触れた牌を戻すことは出来ない。)


〇採用役

■ 一翻役

・門前清自摸和  門前清でのツモアガリ

・立直  門前清でリーチ宣言をしてのアガリ

・一発  リーチ宣言からチー・ポン・カンが発生していない一巡以内でのアガリ

・役牌(翻牌)  圏風牌・門風牌、もしくは三元牌の刻子(または槓子)

・平和  門前清で4面子が順子で待ちが両面、かつ雀頭が役牌ではないアガリ

・断ヤオ九  中張牌のみで構成されたアガリ形

・一盃口  門前清で2面子が同一の順子

・海底撈月  海底牌でのツモアガリ

・河底撈魚  河底牌でのロンアガリ

・搶槓  他家の加槓牌でのロンアガリ

・嶺上開花  嶺上牌でのツモアガリ

■ 二翻役

・ダブル立直  事前にチー・ポン・カン(自らの暗カンも含む)が発生していない第一巡目での立直

・連風牌  連風牌の刻子(または槓子)

・対々和  4面子が刻子(または槓子)

・三暗刻  3面子が暗刻子(または暗槓子)

・三色同刻  3面子が3種類の数牌で同数字の刻子(または槓子)  ?三槓子 3面子が槓子

・小三元  三元牌のうち2種類が刻子(または槓子)、1種類が雀頭(個々の翻数は含まず)

・混老頭  老頭牌および字牌のみで構成されたアガリ形

・三色同順※ 3面子が3種類の数牌で同並びの順子

・一気通貫※ 3面子が同種の数牌で123・456・789

・全帯ヤオ九※ 4面子1雀頭の全てに幺九牌を含み、最低1組の順子と字牌があるアガリ形

・七対子  7種類の対子からなるアガリ(ツモ・ロンにかかわらず25符2翻相当)

  (注)※印は一組でも副露すると、喰い下がり一翻となる。

■ 三翻役

・二盃口  門前清で2組の一盃口

・混一色※ 1種類の数牌および字牌で構成されたアガリ形

・純全帯ヤオ九※ 4面子1雀頭の全てに老頭牌を含み、最低1組の順子があるアガリ形

  (注)※印は一組でも副露すると、喰い下がり二翻となる。

■ 六翻役

・清一色※ 1種類の数牌で構成されたアガリ形

   (注)※印は一組でも副露すると、喰い下がり五翻となる。

■ 役満

・天和  親の配牌でのアガリ

・地和  事前にチー・ポン・カン(自らの暗カンも含む)が発生していない子の第一ツモでのアガリ

・十三ヤオ九(国士無双) 13種類14枚のヤオ九牌からなるアガリ

・四暗刻  4面子が暗刻子(または暗槓子)

・大三元  三元牌のすべてが刻子(または槓子)

・緑一色  索子牌の2・3・4・6・8、および緑發で構成されたアガリ形 (緑發なしでも可)

・字一色  字牌のみで構成されたアガリ形

・小四喜  四喜牌のうちの3種類が刻子(または槓子)、1種類が雀頭

・大四喜  四喜牌のすべてが刻子(または槓子)

・清老頭  老頭牌のみで構成されたアガリ形

・四槓子  4面子が槓子のアガリ

・九蓮宝燈  和了形から特定の1枚を除いた形が1112345678999になる門前清一色

■ その他

・流しマンガン 荒牌までの捨て牌がすべてヤオ九牌かつ1度も鳴かれない。


〇役に関する注意事項

・クイタンあり。

・ピンフツモあり。

・リーチの宣言はステハイの前に行う。

・リーチ宣言牌がロンされた場合、リーチ不成立(リーチ棒の供託不要)。

・七対子の4枚使い不可。

・嶺上開花に海底ツモは複合しない。

・流しマンガンはアガリ扱い(ノーテン罰符は発生しない。供託点は取得)。

・流しマンガンは自分がポン・チー・カン(アンカン含む)をしても成立しない。

・2人以上同時に流しマンガンが成立した場合、親から見て上家優先。

・大明カンによる嶺山開花の責任払いなし。

・国士無双の暗カンに対する槍槓なし 。

・四槓子は、雀頭を完成する必要がある。

・純正複合役満あり(四暗刻タンキ、国士無双13面待ち、九連宝塔9面待ちではダブル役満とはならない)。

・緑一色に發はなくてもよい。

・オープンリーチ、人和、大車輪、三連刻なし 。


〇符計算に関する注意事項

・連風牌の雀頭は2符。

・嶺山開花には、ツモ2符を計上する。


〇マンガン以上の点数 ※カッコ内は場ゾロを含む翻数を示す。

・マンガン 子7,700点(親11,600点)以上かつ5(7)翻以下 ⇒ 子8,000点(親12,000点)

・ハネマン 6・7(8・9)翻 ⇒ 子12,000点(親18,000点)

・バイマン 8~10(10~12)翻 ⇒ 子16,000点(親24,000点)

・三倍マン 11・12(13・14)翻 ⇒ 子24,000点(親36,000点)

・数え役満 13(15)翻以上 ⇒ 子32,000点(親48,000点)


〇フリテン

・フリテンの定義は次のとおり。

 ◦待ち牌(役なし含む)を自ら捨てている場合 。

 ◦リーチ宣言後に和了できる牌を見逃している場合(チャンカン見逃しも含む)。

 ◦自らの直近の打牌の後、待ち牌(役なし含む)を見逃している場合(チャンカン見逃しも含む)。

・フリテンの場合、ツモアガリのみ可(現物だけでなくすべてのアガリ牌がロンできない。国士無双も同様)。

・フリテンリーチ可。


〇連荘と流局

・連荘は一切なし。アガっても東場・南場に関わらず親流れ。

・流局による積棒なし。 

・供託リーチ棒(または誤ポン等の罰符)はアガリ取り。半荘終了時に残っている場合はトップ取り。

・途中流局なし(九種九牌、四風子連打、四カン、三家和、四家リーチ等の流局なし) 。


〇流局時のテンパイの扱い

・形式テンパイあり。空テンでも可。

・空テン可。空テンリーチも可。ただし待ち牌をすべて自分の手に使っている形はテンパイとならない(ノーテン)。

・ノーテン罰符は場に3000点 。


〇カン(槓)について

・カンドラ即乗り。

・カン裏あり。

・カン1局に4つまで(4カン流局なし)。5つの目のカンは許可しない。

・ツモ牌がない状態(14枚の王牌しか残っていない状態)のときは、カンできない。

・リーチ後にツモった牌の暗カン可(ただし、面子構成の解釈において、カンによって消滅する解釈がある場合は不可)。

・チャンカン時にカンドラは増えない。


〇包 (パオ)

・包は、大三元及び大四喜に適用する。

・ツモ和了の場合、確定する副露を発生させた者が全額を支払う。

・ロン和了の場合、確定する副露を発生させた者と振り込んだ者が半分ずつ支払う。

・複合役満の場合は、対象となる役満分のみ責任払い。

・積み場の場合は、加算分は責任払いに含まない。

・大ミンカンでも包とする。

・捨てている牌の食い直しでも包とする。


〇錯行為

■ 錯行為に対する罰則の種類と発生した局の取り扱い

・チョンボ1回につき、順位等に無関係な20ポイント(20,000点)のペナルティ。 

※チョンボが発生した時点でその局はノーカウント。

・アガリ放棄は、和了のほか、チー、ポン、カン、リーチできない。流局時はノーテン扱い。

但し、リーチしている場合は流局時に手を公開する。

・チョンボ以外の罰則については、局はそのまま続行。

■ 和了に伴う錯行為 ※発声のみはアガリ放棄。倒牌した場合はチョンボ(発声なしも含む)。

・(誤ロン)和了できる牌と異なる牌で和了を宣言した場合。

・(ノーテン)ノーテンで和了を宣言した場合。

・(ヤクナシ)役がない状態で和了を宣言した場合。

・(フリテン)フリテンでロン和了を宣言した場合。

・アガリ放棄の状態で、和了行為禁止。発声のみは罰則なし、手牌を公開した場合はチョンボ。

■ リーチに伴う錯行為 ※和了宣言または流局時に伴い手牌を公開した場合にチョンボ成立。

・ノーテンリーチが判明した場合。 ※リーチ後に少牌または多牌状態が判明した場合も含む。

・リーチ後に禁止されているカンを行ったことが判明した場合。

・流局時に自ら又は他家により流しマンガンが成立している場合は、流しマンガンが優先。

・リーチの発声取り消しは、場に1,000点供託。 ※リーチの発声取り消しは打牌成立まで。

・牌山に王牌を除いて3枚以下しか残っていないリーチ不可(罰則なし)。

・アガリ放棄の状態で、リーチ禁止(罰則なし)。

■ 副露に伴う錯行為

・チー、ポン、カンの発声取り消しは、場に1,000点供託。

・チー、ポン、カンによりメンツが成立しない牌を晒している場合はアガリ放棄。 

※次順のツモ(カンの場合はリンシャンツモ)又は次順ツモまでの自ら副露行為までに

訂正すれば罰則なし。訂正せずに和了宣言を行った場合はチョンボ。

・チー、ポン、カンの指示方向間違いは、発覚時点で訂正。

(罰則なし。ただしロン和了時の訂正でフリテンが判明した場合はチョンボ)

・喰い替え不可(両面チーの筋喰い替え含む)。打牌を変更して続行。

・錯誤牌を加カンした際に、チャンカンロンを宣言した場合、誤ロンによる罰則を適用。

・5つめのカン、牌山に王牌しか残っていないときのカン、河底牌の鳴きは不可。(罰則なし)

・アガリ放棄の状態で、チー、ポン、カン禁止。 (罰則なし)

■ その他の錯行為

・少牌または多牌はアガリ放棄(自己申告または他家の指摘により公になった時点から)。

・見せ牌禁止(アガリ制限などの罰則なし)。

・先ヅモ禁止。ツモ牌に触った場合は、ツモを中断できない。

・局の続行が不可能となる行為(大規模な山崩し等)をした場合はチョンボ。

・イカサマ等公序良俗に反する行為に対しては別途審議する。


 ※オレンジパイ大阪支部のルールを採用しています。(連荘及び開始の規定を除く)

マナーについて

こちらには、参加した皆さんで楽しくゲームをするために、たいせつなことを書いています。

一度は目を通しておいて下さい。部員の意見等により、適宜変更する場合があります。

ゲームの観戦については可としていますが、対局者の意思により、不可となる場合もあります。

(対局中の会話に制限は設けていません。自由に会話を楽しめればと思っています。対局中ゲームの

内容についての会話は、誰かが不快な思いをすることの無いように配慮をお願いします。

楽しいおしゃべりで手が止まらいないよう気をつけましょう。)

第1章 配牌(ハイパイ)が終わるまで

☆プレー前の挨拶

 ゲームの開始前に「よろしくお願いします」と挨拶しましょう。

 初対面の方、なじみの方を問わず、これから始まる時間を共有します。  

☆他の卓でプレー中の人に声をかけない

 みなさん真剣勝負の最中です。声をかけるのは対局と対局の間など、

 相手の方の邪魔にならないようにしましょう。

☆アイコス等の扱いに注意

 アイコス等を持ちながら牌を扱うのはやめましょう。

 卓上で手が交差した場合などに危険ですし、卓上にゴミが落ちてしまう可能性もあります。

 また、くわえたままでプレーをすると、「ポン」「チー」などの発声が聞き取りにくいので避けましょう。

 煙の吐き方も出来るだけ周囲の方に配慮して下さいね。

☆スマホ、携帯をいじらない

 気になるあの子からLINEが来ても、対局中にスマホをいじるのは止めましょう。

 ツモ順に気付かず注意されることのないようにお願いいたします。

 緊急の用など大事な場合は、その旨を対局者に告げて、連絡を取って下さい。

☆イスを自分にあった高さにしましょう

 対局前に、姿勢が少しでもよくなるよう高さを調節しましょう。

 悪い姿勢は腰痛や肩こりの原因になります。

 また、イスには正しく座ってくださいね。(ヒザより高い位置での足組、

 イスの上で正座やあぐらはしないで下さいね。)

☆ゲーム中の飲食について

 卓や牌を汚さないよう注意しましょう。(食事は休憩中に取るようにします。)

 飲んだり食べたりする場合は、おしぼり等を利用し、手指の汚れに気を付けて、

 ゲームの進行を妨げないようにしましょう。

☆牌山を少し向かい側に押し出しましょう 

 全自動卓で牌が卓上にきたら、自分の前の牌山を少し前方に出します。

 これは、対面(トイメン=向かい側)の人が牌を取りやすくするためです。

 長時間、遊んでいると、対面の山に必要以上に手を伸ばす動作は、腰に負担をかけることになります。

 また、あまり前に出し過ぎると今度は河(ホウ=捨て牌を置く場所)が狭くなりますので注意が必要です。

 牌一枚の縦長さ分くらいが、前に出す目安と思っていただければ。

☆牌山を出す時には右側をやや前方に 

 少し斜めにしておくと、局が進行した時に牌山の残りが見やすくなります。

☆親は自分で配牌を取り始める 

 サイコロの目が決まったら、親は自分で最初の四枚を取り始めます。

 牌山の前の人が取り始め位置を開けてくれないからといって、それを強要してはいけません。

 親でない人が親切心で山に手を伸ばすと、親の手とぶつかって山を崩すことになるかもしれません。

☆嶺上牌をあらかじめ落としておく 

 ゲームの途中で嶺上牌(リンシャンハイ)がころげ落ちるのを防ぐために、

 前もって横に落としておきます。

 これは、その牌の手前にいる人が行います。ドラの表示牌をめくる前に落としておくのがグーです。

 局が進行してカンが二つ起こった場合にも、同様に次の嶺上牌を落としてください。

☆すぐにドラの表示牌をめくる 

 サイコロの目が出たら、上述の「嶺上牌を落とした」すぐ後にめくります。

 これは、その牌の手前にいる人が行います。なるべく早くドラの表示牌を表向けるようにしましょう。

 他の三人も、まずドラを確認するようにしましょう。

☆順番通りに配牌を取ってくる 

 上家(カミチャ=自分の左手にいる人)より先に、配牌を取ってはいけません。

 配牌を取る時だけでなく、常に順番に従います。

☆親は北家の配牌が完了した後に第一打を行う 

 親は全員の配牌が完了しているのを確認して、最初の捨て牌を行います。

 まだ北家が、最後の十三枚目を持ってこないうちに、牌を捨ててはいけません。

 これは全員に同じ機会(鳴く機会、ロンする機会)を与えるために必要なことです。

☆牌山に切れ目はいれません

 [十一/六]あるいは[六/五/六]のように切れ目を入れる場合があります。

 こうすることで親の最初の取り始めの位置が簡単にわかりますし、

 百三十六枚揃っていることの確認にもなります。

 全自動卓の種類によっては、最初からこの切れ目が入った状態でセットされているものもあります。

 ですが、これはイカサマの名残で、「悪いマナーだ」という考えもあります。

 ここでは切れ目を入れないことをマナーとします。

第2章 摸打(ツモ)もスムーズに

☆片手しか使わない 

 配牌が完了してから誰かがアガルまで、もしくは流局するまでの間は、

 片手しか使ってはいけません。 使わない方の手は出来るだけ卓上に出さないようにしましょう。

  両手を使ってよいのは、

 ・最初に牌山を向こう側に押し出す時

 ・配牌を取ってくる時

 ・理牌(リーパイ)=手牌を順序どうりに並び替えする時

 ・聴牌(テンパイ)の宣言やアガリの宣言で、手牌を倒す時(この件は後述あり) 

 だけです。初心者の方も、なるべく意識するようにお願いいたします。

☆捨牌(ステハイ)は6枚ずつ河に並べる 

 河へ牌を捨てる際には、6枚で段を変えるようにします。

 通常は流局になっても、各自の捨牌は三段で収まります。

 ポンやチイがあった場合には三段目が六枚以上になってもかまいません。

 四段目に置いてもかまいません。

 これをせずにいると他の人の捨て牌とごっちゃになったり、ツモ山とくっついてしまいます。

☆大きな音を立てない 

 牌を捨てる時やツモ切りする時に、やたらと強く牌を卓に叩き付けるのは

 牌や卓が痛んでしまいます。もちろん、ツモアガりした時でも静かにお願いいたします。

 また、自分の手牌の右側の二枚や三枚を入れ替える際に、

 ガチャガチャと大きな音を立てるのもマナー違反になります。

☆ツモった牌を中に入れる前に捨牌をする 

 持ってきた牌を手の中に入れてその後に捨てる牌を出すのはよくありません。

 ツモった牌は手牌の隅に置き、まず先に捨牌しましょう。

 ツモった牌を中に入れる癖が付いていると、アガった時にもつい入れてしまうものです。

 (これはアガりの項目での重大な違反行為です。ご注意ください)

☆先自摸(サキヅモ)しない 

 先自摸は厳禁です。リーチをかけていても同様です。 盲牌(モウパイ)してなくても関係ありません。

 牌に少しでも指先が触れたら、それは先自摸とみなすのが良いでしょう。

上家がポンやチイをした場合には、その行為を完全に終了した後で、ツモ牌を持ってきます。

☆牌を捨てたらすぐに手を放す 

 河に牌を置いたらすぐに手を放しましょう。

 これは他の三人が同時に、その捨牌を確認できるようにするためです。

☆手牌は常に立てたままにしておきます 

 リーチした後や聴牌した後、あるいは二つくらいポンをして手牌が少なくなった場合に

 自分の手牌をすべて倒す方もいますが、これはやめてください。

 倒していることで、他人が山と間違えてツモってしまう可能性があります。

☆対局中の内容については言動を慎みます

 楽しい麻雀にはワイワイガヤガヤがつきものですが、

 意図せず不快な言動に受け取られてしまうことがありますので注意が必要です。

 特に、進行中の局そのものに関する内容の発言はダメです。

 「失敗した~!」「最悪~!」「あかんわ!」これらはすべて三味線(シャミセン)です。

 言葉でなく、動作(例えば、チイするフリ/ツモアガリしたフリなど)もマナー違反です。

☆牌は一枚しか持たない 

 ツモる時と捨牌する時には、一枚の牌しか持ってはいけません。

 二枚をつかんで、一枚捨てたりするのはマナー違反です。

 多牌(タァハイ=十三枚以上の手牌の状態)や

 少牌(ショウハイ=多牌の反対)をごまかすつもりだと思われるかもしれません。

☆自分の前の牌山が短くなったら少し中央にずらす 

 誰もが取りやすくするためです。

☆必要以上に時間をかけない 

 長考とは文字通り長く考えることです。

 自分の番が来ているのに何を捨てるか決められずに長考するのは進行の妨げになってしまいます。

 しかし、時にはちょっと考えたくなる場面もありますよね。

 そんな場合は、一言「すみません」と言ってから考えるようにしましょう。

 ちなみに、何秒以上からが長考かという決まりはありませんが、 長くても5~10秒程度に抑えたいものです。

 4人で楽しむものですから、一人が、あまり必要以上に時間を浪費するのはよくありません。

 そのためにも無駄口やオーバーアクションや慎みましょう。気を付けることは、次の二点です。

 ・自分の番になったらすぐにツモ行為に入る

 ・捨てる牌を決めたらサッと河に捨てる

☆他人の摸打をせかさない 

 ゆっくりと考えている人を焦らせるような言動は慎みましょう。

☆見せ牌や腰牌について

 見せ牌や腰牌は自己申告の上でその牌ではロンしないことは

 一般的なマナーとしてありますが、ここでは採用していません。

第3章 発声と牌のさらし方

☆全員に聞こえるようにハッキリと正確に発声する 

 チイ/ポン/カン/リーチ/ロン/ツモ、すべての発声は、

 他の三人に聞こえるようにハッキリとした声で行います。

 発声のない行為は認められません。

 ハッキリとした発声は、多くのトラブルを回避するために最も大切なことです。

 発声すれば良い、というのではなく同卓の全員に聞こえるように、というのが重要です。

☆行為の前にまず発声する 

 例えば、チイをする時に何も言わず、上家の捨て牌を黙って持ってきた後で 「チイ」という人がいますが、

 これはいけません。まず「チイ」と言った後に、実際の行為を始めます。

 特に「リーチ」は、何にもまして重要です。(この件は後述あり)

☆チイの発声は一呼吸おいた後で行う 

 上家が牌を捨ててすぐに「チイ」と発声するのではなく、一呼吸置いた後で言うのが良いでしょう。

  一呼吸とは、一秒と少しくらいです。

 それとは逆に、「ポン」や「カン」はすぐに行うべきです。

 誰かが一呼吸おいた後で「チイ」と言った後で、「ポン」と言ってもそれは無効です。

 逆にこのような「ポン」を無効とするルールに慣れておくと、無用なトラブルが防げます。

☆ポンやチイの手順も気を付けます 

 ポンやチイの手順は次のとうりです。

 1:発声する

 2:手牌の二枚を表向ける

 3:河から牌を持ってきて卓の右側にセットする

 4:捨牌する

 5:(下家が次のツモに手を伸ばす)

 3 と 4 は逆でもかまいません。

 重要なことは、まず発声すること/次に手牌の二枚を表向けること/下家は全部の動作が完了した後で

 ツモに取りかかること、です。この順番どおりに行わないとイカサマが可能です。

 また、連続してポンが起こった時に混乱します。

☆ポンとチイの牌のさらし方も注意します 

 上家から鳴いた場合には左の牌を、対面から鳴いた場合には中央の牌を、

 下家からならば右側の牌を横向けます。

 カンチャンをチイした場合でも、河から持ってきた牌は左側に置きます。

☆暗槓の手順にも注意します 

 暗槓(アンカン)の手順は次のとうりです。

 1:「カン」と発声する

 2:四枚の牌全部を表向ける

 3:四枚の両端の二枚を裏返して、卓の右側にセットする

 4:(カンドラを採用しているなら)表示牌の前にいる人が、表示牌をめくる

 5:嶺上牌に手を伸ばす

 4 の作業は 3 と同時に行ってもかまいませんが、

 重要なことは 2 よりも後で、5 よりも前に行うことです。

☆小明槓(ショウミンカン)の牌のさらし方にも注意します 

 「カン」と言った後に、四枚目の牌を既にさらしてある三枚組みの、横に向けてある牌の上方に

 同じように横へ向けて置きます。

☆大明槓(ダイミンカン)の牌のさらし方にも注意します 

 「カン」と言った後に手牌の中の三枚を表向け、右のように卓の右端にセットした後で、

 嶺上牌を持ってきます。

 右にセットする前に嶺上牌を持ってきてもかまいません。

☆二度目以降にさらした場合は上の方においていく 

 さらし方 一回目のポンやチイやカンは卓の右端の自分よりに置き、

 それ以降は前にセットした牌の上側(対面に近い方)に置いていきます。

  副露(フーロ=鳴くこと)した牌はなるべく手の内の牌より離しておくべきですので、

 左側に置くのではなく上側に置きます。

第4章 リーチをかける

☆まず「リーチ!」と発声します 

 リーチ宣言の手順は次の通りです。

 1:「リーチ」と発声する

 2:捨牌を出し、横向ける

 3:誰もロンしないのを確認する

 4:リーチ棒を供出する

 重要なことは、牌を捨てる前に「リーチ!」と言うことです。

 これによって相手三人のリーチによる戦略が変わります。

 同じ牌が捨てられたとしてもリーチの時に捨てられるのと、

 そうでないのとは意味が違ってくるものです。

☆リーチをかけても特別なことはしない 

 リーチをかけたからといって、他人の手や裏ドラを覗く権利はありません。

☆リーチ棒は千点棒です 

 千点棒が無い場合には、自分から積極的に「両替をお願いします」と言い、

 最も多くの千点棒を持っている人に両替をしていただきましょう。

  両替をしてあげる人は、自分で最低一本の千点棒を残した上で、両替してあげましょう。

 リーチの時に出すのは千点というルールなのですから、たまたま手持ちにそれが無いからといって、

 千点や百点で代用するのは混乱のもとになります。

☆リーチ後の摸打はスピーディーに行う 

 リーチ後のツモ牌を毎回、卓の端に叩きつけるのはやめましょう。

 アガリ牌や暗槓牌以外は、すっと河に捨てましょう。

 遅いと周りにいろいろな疑心が生まれ、トラブルを招きやすくなります。

第5章 アガった時こそマナーを発揮

☆アガった時にもまず発声が必要です 

 「ロン」もしくは「ツモ」という発声をします。すべては発声からです。

☆ツモアガりの牌は、手牌の中に入れない 

 ツモアガりの牌は、手牌から少し離れた位置に置いて倒します。

 (山牌の位置よりは手前に起きます)

 面子(メンツ)の構成によっては、何をツモったかによって点数が違ってきます。

 一番良いのは、ツモった牌を右側に離した位置で表向けて、次に手牌の十三枚を表向けることです。

☆手牌を倒す前には必ず理牌(リーパイ)しておく 

 手牌を表向ける前に、他の人が一目でわかるように理牌(牌を見やすいよう整える)しておくのがベターです。

 なので、普段から理牌しておくことをおすすめします。

 これは流局で聴牌を宣言する時にも必要な行為です。

☆手牌を倒す時には両手を使ってサッと倒す 

 片手しか使わないと時間がかかってしまいます。

 これは流局で聴牌を宣言する時も同じです。

☆点数はアガった人が、自分自身で申告します 

 「ザンクです」という言い方はよくありません。「サンゼンキュウヒャクテンです」と正確に申告しましょう。

 子でツモ和了りの場合には、子の点数を先に言って親の点数を言います。

 例えば「ゴヒャクテン、センテンです」や「ニセンテン、ヨンセンテンです」のように申告します。

 ※点数のあとにつけた「です」は、一般的には不要とされていますのでなくても可です。

 親でツモ和了りならば点数の後に「オール」を付けましょう。

 もし自分で点数がわからない場合には、わかる人に教えて貰ってもかまいませんが、

 その場合でも、教えていただいた後で自分自身で、再度はっきりと点数を言いましょう。

 『自己申告』というのは、「自分で好きなように申告してもよい」というのではなく、

 「自分で申告しなければいけない」という意味です。

 ツモ和了りの場合に子の点数を先にするのは何故でしょうか。

 その答えは、例えば「ゴヒャク、センです」と「セン、ゴヒャクです」とを比べると判りますね。

☆手牌をすべて表向けた後に、役を発表します 

 もしリーチをかけている場合には、手牌を表向けた後で、裏ドラを他の三人がわかるように見せます。

 ひとつも乗ってなくとも見せなければいけません。役を宣言しなくとも良いという考えもあります。

 点数申告でわかりにくい場合等は宣言をして下さい。

☆周りの 全員が納得するまで牌を崩さない。

 点数と役をまだ確認しているのにさっさとリセットボタンを押して流してしまうのはマナー違反です。

第6章 アガリの後と流局時には

☆点棒は優しく取扱いましょう

 渡すときは相手の取りやすい位置へわかりやすく置きましょう。

 投げたり真ん中に置くのはダメです。出来るだけ相手の近くへ置きましょう。

☆やり取りする本数が少ないように点棒を渡す 

 半荘が始まって最初に3900点を振り込んだ場合には、5000点棒を渡して 1100点のオツリを貰うようにします。

 この方法だと場に出される点棒の本数は三本で済みます。

 しかし 1000 点棒を四本出すとオツリも含めると合計五本が登場することになります。

 きっちり支払ってしまうと八本となり、場に出される点棒の本数が増えれば増えるほど、トラブルの元です。

 そして、なるべく自分は千点棒を最低一本は確保して点棒のやり取りを行うと良いでしょう。

☆アガってない時には手牌は倒さない 

 手牌を表向けることができるのはアガった時と聴牌の宣言をする時だけです。

 それ以外では、常に立てたままにしておきます。

☆聴牌の宣言は親から順にしていきます 

 もし自分が親の時に流局したら、誰よりも先に聴牌かノーテンかを表明しましょう。

 基本的には、親から南家/西家/北家の順に宣言していきます。

☆流局しても牌山を見ない 

 裏ドラや嶺上牌や次のツモ牌などを見ていると、それだけ時間がかかります。

☆他人の捨牌やアガリ、放銃を非難しない 

 ゲーム(半荘)の最中に、他人の行為を非難するのは、絶対にいけません。

 感想戦は、ゲームが完全に終了した後で、批判/非難でないかたちでお願いいたします。

☆自動卓のボタンは親番をする人が操作します。

 リセット・スタートいずれのボタンも、親になった人が押すようにします。

第7章 ゲームの終了時には

☆集計はトップの方が責任を持ちます

 4人の点数を書き込み、合計があっているか全員で確認しましょう。

 後でおかしいことがわかった場合はトップの方の点数を操作します。

 (トップの方の点数が2着になるようなことがあっても順位点はそのままです)

☆終了時のマナー 

 集計終了後、お互いの闘牌を称え「ありがとうございました」の挨拶をお願いします。

 各自点棒を配給原点にそろえてください。次回の場決めのため、東南西北を脇に出しておきましょう。

 サイドテーブルや座席など、自分で使用した物が残らないようにしましょう。

 (おしぼり、コップ、座布団など)

~おまけ~

☆他人にマナーを強要しない

 マナーというのは「行儀・作法・礼儀」です。

 参加者が楽しむために「こうした方がいいかな」と思われるものですから、みんなで意識していきましょう。

 何度も注意したり、強要することが倶楽部の趣旨ではありません。

 マナーを守らず、注意されても気にされない方については退部していただきます。

※こちらは「雀のお宿」様より拝借したものに、少し加工をしています。